顧客に対してストレス貯めない考え方とは
“顧客を無理矢理好きになれ”
お客様相手に仕事をしていると、
無理難題ばかり押し付けてくる人や、
人間的にどうなのかと疑ってしまう人に出会うことがあります。
そうすると、当然「嫌い」になってしまいます。
以心伝心とはよく言いますが、それは確実に相手に伝わります。
ある時、会社で
「○○の○○がさあー、またこんなこと言ってきて、、、」
と私が愚痴っていると、
その部署で最も優秀とされている方が、
「お前、そんなことばかり考えているのか?その人のいいところはどこ?」
と聞かれたので、
「そんなもん、ありません。」
というと、
「じゃあ、探せ。無理矢理にでも好きになれ。
そうじゃないと相手に伝わって、絶対にうまくいかない」
と言われました。
その言葉は、私にグサッと刺さり、
ひょっとして自分が嫌っていることを、その顧客に見透かされていたのかもしれない。
と思い、大変恥ずかしく思いました。
それ以来、少々無茶苦茶言ってくる顧客がいても、
「でもこの人は、あの時こうしてくれた」
「ああいう一面を知っている」
と考えて、極力「好き」になるようにしました。
そうすると、不思議とストレスも減り、
良好な関係を、顧客と築けるようになった気がします。
「相手の良い面を見つけようとする」ことは、
プライベートでの考え方にも通ずることだと思います。
そのアドバイスをくれた方は、やはりすぐに出世され、
今でも尊敬している先輩です。