中年サラリーマンの人生突破ブログ

終身雇用の時代が終焉を迎えた今、何を考え、何をすべきか。。。

雇用保険は打ち出の小づち

 

もはや、雇用保険金は政府にとっての“打ち出の小づち”と化しています。

ご存じの通り、コロナ禍において「雇用調整助成金の特例措置」として、

保険料を払っていない人間にまで何年間も大盤振る舞い(しかも増額して)をした結果、長年にわたって蓄積された保険料が枯渇しました。

 

また、あろうことか保険料を払っている人間の保険料を大幅値上げして対処する始末です。保険料を支払っていない人間にまで支給した時点でもはや「保険」ではありません。会社員にのみ課した「雇用保険税」です。

さらに、「還付は原資を負担した会社員だけではなく自営業者も含む」

という倫理や秩序も何もない制度です。

 

今回の地震への対策についても、また政府は雇用保険に目を付けました。

なんと、「職を失っていなくても支給する」というのです。

もはや、政府は

雇用保険料は何に使ってもいい。足りなくなれば保険料をUPすればいいだけ」

と考えています。

要は、雇用保険はコロナ禍以降、

「バラマキ」の原資と化したのです。

 

地震への支援が必要なことは言うまでもありませんが、

どさくさに紛れて、秩序を乱すような方法には賛成できません。

コロナから何も学んでいない様です。

いや、コロナによって味を占めたというべきかもしれません。

 

 

 

賃上げの先には何がくるのか?

 

“人員削減”です。

 

近頃、「賃上げ!賃上げ!」

と声高に叫ばれています。

しかし、考えてみてください。

企業は人件費を大幅に増加させることは致しません。

つまり、その先にあるのは“人員削減”です。

 

既に、「人材の流動性」という言葉を流行らせており、

その準備はできています。

どんな場合でも、いい話には犠牲を伴います。

終身雇用の終焉によって会社は従業員を「人」ではなく、

言い方はキツイですが、「そのポジションに当てはめるモノ」

とみています。

 

目先の給与に囚われるのではなく、

その先にあるものを考えたうえでの発言、行動を望みます。

 

 

「あなたの強みと弱みを教えてください」には気をつけろ!

 

 

“弱みは決して言うな”

 

を、お伝えしたいと思います。

何故なら、先入観を与えてしまうからです。

 

一度の失敗は、

「ああ、こういうこともあるね」

「仕方ないよ」

と、通常はとらえられます。

しかしながら、それが自分の弱点だと事前に伝えてしまっていた場合は、

「やっぱりアイツの悪いところなんだ」

と、“あの人はそういう奴なんだ”と一回のミスで烙印を押されてしまいます。

つまり、自分の弱みとして宣言していなければ、

一回の失敗の猶予は与えられていますが、

宣言してしまったら、一回の失敗も許されないのです。

 

例えば、「私の弱みは、時間にルーズなところです」

と答えたとしましょう。

通常、一度目の遅刻であれば、

「何か余程の事情があったのだろう」

と思われますが、

弱みとして宣言した後であれば、たった一度の遅刻で

「やっぱり、遅刻癖があるんだ。そういう人間なんだ」

と決めつけられてしまいます。

 

研修を請け負っている一部のコンサルらは

「強みと弱みを明確にして、強みを伸ばして弱みを克服することが重要」

と言うかもしれません。

しかし、実情は自分のマイナス面を自ら晒していいことはないということです。

数十年生きてきて、人間そんなに急に変われません。

むしろ、弱点ととらえているところに愛嬌があったりします。

そのため、私は強みを伸ばす方針を支持しますし、お勧めします。

 

では、「あなたの弱みは何ですか?」

と、上司や面接で聞かれたらどうすればいいか?

その場合、のキーワードは

“弱みは強みの裏返し”“です。

例えばこう答えます。

「弱みとは、強みの裏返しだと私は考えています。私の強みは事前準備の徹底ですが、

人によっては、それを“石橋をたたきすぎる”ととらえ、弱みに見えるかもしれません。

そうならないように、適切な事前準備を常に心がけています」

または、

「弱みとは、強みの裏返しだと私は考えています。私の強みは分からないことは恥ずかしがらずに質問できることです。しかし、人によってはそれを“進行を妨げると思う方もいるかもしれません”。勿論そうならないよう心掛けています」

といった感じです。

 

本当に、信頼できる相手にであったり、

短所改善が業務上必須であれば正直に言っていいかもしれませんが、

通常はあまり言わない方がいいでしょう。

 

 

 

値上げのカラクリ

”仕方ないと思っている間は上がり続ける”

 

「原材料費が高騰しているから値上げは仕方がない」

とよく言われますが、本当にどれくらい原材料費が値上がりしているかを

知った上での発言でしょうか?

おそらく、何となくそう思っているだけでしょう。

 

少なくとも、値上げをしても売れるのであれば、

売れなくなるまで値上げは続きます。

売る側からしたら当たり前です。

消費者側が勝手に「仕方ないね」

と、いつまでも思ってくれるのですから。

 

報道がまだ値上げを煽っている状況ですが、

値上げを止めたければ、

これは値上げしすぎだからもう買わない。

などと、買い物にメリハリをつけましょう。

 

ところで、ガソリンの補助金延長も酷いですね。

 

補助金打ち切り迫る→ガソリン価格を上げる

→打ち切っては国民が困る→補助金延長→補助金打ち切り迫る

→ガソリン価格を上げる→打ち切っては国民が困る→補助金延長

 

これ永遠に続きますよ。

どこかで思い切って辞めないと終わりません。

 

 

 

 

上司と部下の間に距離ができてしまう発言

 

“会社の不手際に対して、「この度はすいませんでした」と何故か部下にも謝罪する”

 

この発言は一見、もっともなことと思われます。

しかし、役員クラスが従業員に謝罪するのならしっくりきますが、

係長や課長クラスの人間が言うのは

「俺はお前たちとは違う(俺は会社側の人間だ)」

という考えが背景にあるからです。

 

このような発言は、上司と部下の間に距離をつくります。

会社の不手際に対しては、係長課長クラスでは、

「なんだよ、ふざけんなよなあ」

と、こっそり部下と一緒に愚痴るくらいが丁度よいです。

 

過去を思い起こしてみると、

会社の不手際について、なぜか部下にも謝罪する管理職ほど、

出世欲にまみれていた気がします。

また、念願の管理職になった時に、

「自分は周囲とは違う」という意識から、

陥りがちなケースでもあります。

 

 

 

成功体験談の真実とは?

 

“後付けのストーリー”

 

一定の成果を出した人間が、皆の前でする話に対しては、

「へ~、いつもそういうこともしていたんだ」

「なるほど、日頃からそう考えていたんだ」

と、感銘しがちです。

 

しかしながら、全てとは言いませんが、

後付けされた成功ストーリ-なのです。

 

成果が出た際に、

「なんだかよくわかりませんが、うまくいきました」

「環境変化がラッキーでした」

と言うのと、

「よくわかりませんが、ただ○○だけはやっていました」

「環境変化を機会ととらえて○○しました」

と報告するのとでは明らかに評価が違います。

 

そのためには、ストーリーを後付けする必要があるのです。

その際は、全くやっていないことは流石に言えませんので、

「初めから○○と予測して、いつも□□を考えていた」

「その行動は、実は〇〇という仮説を立てていたからです」

といった具合に、ストーリーを組み立てます。

 

テレビなどでも成功者が、

「子供のころから、これを意識していた」

「入社時から○○するというのは決めていた」

というように、体験談を話す姿をよく目にします。

全て後付けとはいいませんが、上記のような理屈から考えても、

そのうちの一部分は後付けストーリーだということです。

 

きちんと目標を決めて、そのために何をすべきかを真剣に考えて日々行動し、

成功する人はいます。

しかしながら、その成功体験ストーリーには必ず「ペイントが施されている」

と見た方がいいでしょう。

つまり、そのまま全てマネしようとは思わない方がいいということです。

 

 

昼休みは何時からにしたらいい??(先入観の代表例)

 

“11:30- または13:00-”

 

理由は簡単です。12:00-休憩にすると、

昼食のお店が混んでいるからです、

にも拘わらず、昼休みの時間は12:00からと考える人が多いですよね。

 

*お客様相手の場合は、相手に合わせなければいけないため

致し方ないかも知れません。

 

私は時間がある程度融通が利きますが、

それでも私の会社の人間は昼休憩の時間を必ず、12:00からとします。

11:00にしても、13:00にしても仕事は何も困りません。

 

これは、自ら好んでお店が混雑している時間へ突進しているようなものです。

同じビルに入居している多くの会社も昼休憩が12時開始のため、

エレベーターはいつまでたっても来ない。

お店はどこもいっぱいで、結局「ここでいいか、、、」

と、皆で味がいまいちだけど座れる店へ、、、

そこで一言

 

「ホントいつも混んでいるよね」

 

だったら、休憩時間ずらせよ!!!!!!!!

と、言いたくなります。

といいますか、いつも言っています。

 

では、なぜ12:00からの休憩開始に固執するのか。

それはご想像の通り、「先入観」です。

 

幼稚園、小学校、中学校、高校と、

決まった時間に昼休みが始まります。

もっと言えば、幼稚園に上がる前から母親から

「昼ご飯は12時になってからね」

と言われ続けていたかもしれません。

 

別に昼食を11:00や13:00に食べてもいいのです。

私は高校の時は3時限目終了時が昼食時間でした。いわゆる早弁です。

当時は悪いことをしているという意識はありましたが、

今となっては、3時限目と4時限目の間の10分で間食していたので

まあ、大した問題ではないと思っています。

 

以上、最近思う典型的な「先入観」について記してみました。

 

休日も12:00に昼食をとろうと固執している人は、

かなり「先入観」にやられていますよ。