謝罪の際の注意点
「今後はいただいた意見をもとに、二度とこのようなことがないようにいたしまして・・・」
これは、引き続き利用する顧客へは意味のある言葉ですが、
もう利用しない人にとっては、今後どうなろうと関係のない話です。
謝罪時によく使われるフレーズですが、
顧客の立場によって使い分ける必要があります。
「もう利用しない顧客なら、納得してもらえなくても仕方ないのでは?」
という意見もあるかと思いますが、
その場合でも、やはり納得いただける謝罪が必要です。
その際、冒頭のようなお決まりの謝罪をすると、
相手は、「????、もう自分には関係ないのに」
となり、初めから相手にされなくなる可能性があります。
謝罪は定型文を用いるのではなく、
人対人で本音で伝えることが重要だと思います。
よくセミナーなどで、謝罪の仕方のレクチャーがありますが、
人対人のことですので、マニュアル通りにはいきません。
また、マニュアルを知り尽くした人の謝罪は、
マニュアルベースで人間味が欠けます。
はやり本音で、
「もう謝る以外、私にはできません」
「私も会社員ですので、会社の指示に従わざるを得ないのです。
本意ではないですが、、、」
など、いろいろと相手との関係性など考慮し、
正面から本心を伝えることが一番です。
謝罪時の”入り”や、視線、テンポ、姿勢は人それぞれでいいんです。
人それぞれ、その人の個性がありますから。