中年サラリーマンの人生突破ブログ

終身雇用の時代が終焉を迎えた今、何を考え、何をすべきか。。。

疑問を感じた格言

 

“なにか新しいことを始める時には、必ず反対する人間がいるものだ”

 

という格言は、反対させないための予防線を張ること

になってしまっていると思います。

 

新たに何かを始める時は、説明する必要がありますが、

その際、本人や周囲からこのような言葉が出たら、

反対意見を排除することになりかねません。

それどころか、問題点を指摘してくれる人を

「軽くあしらいます」と、事前に宣言しているようなものです。

 

以前、会議で新たな取り組みを発表した人間に対して、

問題点の指摘が殺到しました。

すると、司会をしていた上司が

「まあ、新しいことを始める時は、必ず反対意見というのは出るものですから」

と言いました。

その後は、誰も意見を言わなくなり、

その案は修正されることなく通ってしまいました。

 

問題点の指摘される機会は、

物事を改善する過程において大変重要です。

それを放棄してしまうのは、もったいないことです。

 

私は、この格言に共感は致しませんが、

なるほどと思われる方がいても、

これは決して口に出すものではなく、

発表者が意思を貫くために、心の中で思っておくための言葉だということです。